蕨市国保の果たすべき役割 市立病院の役割発揮を(9月議会 一般質問 要約版)

蕨市国保を守るために 埼玉県へしっかり意見表明を

武下涼議員 市民の約24%が市国保の加入者であり、新型コロナの影響から、国から減免が示され、また、9月18日は、「埼玉県国民健康保険運営方針(第2期)」案の県民コメント(意見募集)の締切日であり、これらの状況は多くの市民に影響を与える。同運営方針だが、「県内の保険税水準の統一」が強調されている。大きな問題であり、市町村として意見を上げていくことが重要だが、市国保への影響はどうか。また、市長の見解を伺いたい。

市民生活部長 第1期の同運営方針においては、本市の要望を受けて、「市町村の実態を踏まえた設定とする」という但し書きが追記された。しかし、第2期方針案においては、但し書きが削除され、令和8年度という個々の市町村の実態を踏まえない統一の目標年次が設定され、これは被保険者の急激な負担増を招き、市国保に大きな影響を与えることから、市町村の実態を踏まえるよう強く要望していく。

市長 県に対しては、市町村の実情に応じた対応が可能になるような意見を求めていきたい。市民の暮らしや健康を守る立場で対応したい。

武下涼議員 同運営方針案は市民への影響も大きい。引き続き、市町村の実態をしっかり県に伝えていただきたい。

市民の健康を守り、地域医療を保障する市立病院

武下涼議員 新型コロナの影響で、医療機関の役割に注目が集まっており、いっそうの役割の発揮が求められている。病院経営は、国の医療政策、診療報酬加算の改定に左右されるなど、とても複雑であり、医療職や事務職の役割発揮、職場環境の改善が欠かせない。現在の取り組みはどうか。

病院事務局長 診療報酬加算を34項目取得している。これらの項目は、病院選びの指標となり、専門性の高い診療機能で医療を受けられるといった市民のメリットがある。

市長 新型コロナという事態に際して、ますます公的医療機関の役割は大きくなってきている。新型コロナの影響で経営面でも国からの支援を確保しないといけない。市民の健康を守る拠点として、重要な役割を果たせるように、人材確保、育成を含めて、しっかり取り組んでいきたい。

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